ゴーツデンウィークの後半に十日町松代の片桐山の親戚の家に行って来ました。行く前日に持って行くお土産のお買い物をしていると奥さんの従兄弟(東京在住)から電話が入り「今日の夕方に長岡に帰るから明日伺いたい」という申し出なので、「だったら明日は山ん家に行く予定だからいっしょに行かない」と誘ったら、二つ返事で「行く」ということになり、当日は3人で行くことになりました。朝9時ころ出発して、10時半ころには到着しました。先回の雪融けの景色と変わり、新緑の濃い山の景色になっていました。到着後、久しぶりで会う従兄弟の話でお茶を楽しみ、奥さんは念願の「あんぼ」(素朴なおやき)の作り方を叔母さんに習い始め、わたしと奥さんの従兄弟は山へ。叔父さんから教えられたとおりの道順で行くと、一面に取り頃を迎えたわらびが群生していました。夢中になって取っていると持って行った袋がいっぱいになって、肩から下げていた、その重みをずしりと感じられました。次に教えられたところは木の芽(一般的には山椒の若葉ですが雪国ではアケビの新芽)の宝庫で太くてりっぱな木の芽がどの木の枝にもいっぱい伸びていて、右手で摘んでは左手で持っていたのですが、すぐに一握りほどになり、それを輪ゴムで止めては袋に入れ、その繰り返しで15分位で6輪ほど獲れました。その時はまだ奥さんの従兄弟はわらびを取っていましたが、それから直に先に1人で帰ると言って戻っていきました。わたしも後を追うように戻り始めたのですが、途中でウドが群生している場所を発見し、鎌を持っていたので20本くらい太くていいウドを取ることができました。戻ってからウドを発見した場所を叔父さんに話すと、そこは前から植えて畑にしてある場所だと分かりました。どうりで平らなところに群生していて取り易かったと思いました。今までのウド取りのイメージでは山の急斜面に生えていてよじ登っては取っていたように思っています。叔父さんの話では最近は取りに行かないので荒れていて、良かったら毎年でも取りに来てくれと言ってくれました。そして、「あんぼ」が出来上がっていて、奥さんの従兄弟が茹であがったあんぼを団扇で扇いでいるところでした。その後は、山菜づくしのお昼をいただき、奥さんの従兄弟は昼寝、わたしと奥さんは再度山へと・・・。そして、4時にお暇をして奥さんの従兄弟をほくほく線の松代駅まで送って行き、帰りの道中で国の重要文化財松苧神社という看板を見つけたので、矢印のとおり登って行くと途中で道が止まっていて、そこから先は登山道になっていました。諦めてまた初夏のころに行くことにしました。今月は翌週も奥さんの知人に誘われて小国のある山へ行って来ました。そこでも、秘密の場所を教えていただきわらびや木の芽、ウドなどたくさんの山菜を取って来ました。おかげで5月は山菜料理が毎日のように食卓にのり、わたしも奥さんも大満足です。わらびは量が多かったので、あく抜きをして塩漬けにして保存することにしました。長期間楽しめそうです。